「どうすればリストカット(自傷行為)は止まりますか?」よく頂く質問です。
リストカット(自傷行為)は本人さんにとっては、「まずい事ではあるが、一方で必要なもの」になっている事が多いのです。色々な苦しい状況が、リストカット(自傷行為)をする事によって唯一救われるというパターンになっている事が多いのです。我々から見てハラハラする事ではあるのですが。
ですからカウンセリング治療は、「リストカット(自傷行為)しかイライラから救われる方法がない」という状況を変えていけるかどうかが勝負です。淀屋橋心理療法センターは多くのリストカット(自傷行為)のクライアントやその親御さんと共に解決の為の道を歩んでいます。
2014.12.09 著者:《大阪府豊中市 淀屋橋心理療法センター》福田俊一
記事内容の監修医師
淀屋橋心理療法センター所長 福田 俊一
- 医師。精神科医。淀屋橋心理療法センターの所長であり創業者。
- 日本の実践的家族療法の草分け的存在。
- 初めて家族療法専門機関を日本で設立し、実践、技法の開発、家族療法家の育成に貢献した。
- その後は、摂食障害、不登校、ひきこもり、うつ、家庭内暴力(子から親へ)、リストカット等の家族療法の開発に尽力している。
- 著書多数。
シリーズ記事
-
2014.12.09
-
「どうすればリストカット(自傷行為)は止まりますか?」よく頂く質問です。 リストカット(自傷行為)は本人さんにとっては、「まずい事ではあるが、一方で必要なもの」になっている事が多いのです。色々な苦しい状況が、リストカット […]
関連記事
-
-
今リストカット(自傷行為)で自分を傷つける子どもが増えている。この症状は、一人一人状況が違うのが特徴だ。ここにあげる事例もその一例としてお読みいただきたい。ここで取り上げた祐子は受験をひかえた高校三年生。「明るい素直な子 […]
-
2023.12.07
-
2023年11月18日 土曜日、 保健室の先生(養護教諭)向け勉強会を開催しました。 勉強会の前半では 臨床心理士の福田俊介が ・高校生の不登校の事例と
-
2011.11.23
-
紗弓(中1)は、小学6年生からリストカットをしていました。学校で使うカッターナイフを使って肩のあたりから肱のところまで、赤い筋をいっぱい入れていました。お母さんに見つからないよう夏でも長袖を着たり、リストバンドをしたりし […]
記事一覧へ