謹賀新年
淀屋橋心理療法センターは今年25周年を迎えます。皆様のご支援のおかげと感謝しております。
思えば家族療法の専門機関として旗揚げした頃には啓蒙活動に一生懸命でした。お陰様で家族療法は一時ブームになり、広く専門家にも知られるようになりましたが、今はその熱も収まっているように思います。
しかし、その間も淀屋橋心理療法センターの治療は一点に留まることなく、地道に進化を遂げてきました。親へのアドバイスの仕方に進歩があったり、治療の幅が広がったり、最近ではリストカット等も効果的に解決出来るようになってきました。今年はリストカットについての出版(星和書店)が決まりました。
今年も引き続き治癒率アップと治療のスピードアップを目指します。25年間、治療に小さな工夫を積み重ねてきて、飽きないのが不思議です。よほど家族療法が私に合っているのでしょう。また、この治療がとても有効だという思いをますます深くしているからでしょうか。一方で、淀屋橋心理療法センターの治療が向く場合、向かない場合もありますので、それも明確にしていきたいと思います。
これからも『子どもを何とかしてやりたい』と強く思われる親御さんの為に一生懸命頑張りたいと思います。
今年が皆様にとりまして、フレッシュな良い年になりますよう、お祈り申し上げます。
平成20年 元旦
2019.04.17 著者:《大阪府豊中市 淀屋橋心理療法センター》福田俊一
記事内容の監修医師
淀屋橋心理療法センター所長 福田 俊一
- 医師。精神科医。淀屋橋心理療法センターの所長であり創業者。
- 日本の実践的家族療法の草分け的存在。
- 初めて家族療法専門機関を日本で設立し、実践、技法の開発、家族療法家の育成に貢献した。
- その後は、摂食障害、不登校、ひきこもり、うつ、家庭内暴力(子から親へ)、リストカット等の家族療法の開発に尽力している。
- 著書多数。
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