不登校・非行・家庭内暴力専門外来ページも御覧下さい。
次のチェックリストは、日常生活の中で見つけやすいチェック・ポイントを集めております。通常の医学的な診断基準とはことなります
【うちの子の不登校で何がわかるの?】
【もし、うちの子が不登校になるとしたら、どのタイプ?】
「不登校」と簡単に言っても、子どもさんの持ち味や年齢などによって不登校のタイプ(現れ方)が違ってきます。すでに不登校になってしまった場合も不登校がご心配な場合も、いま一度、子どもさんの「持ち味」に目を向けてみませんか。当然、不登校のタイプによってアプローチの仕方や解決までの流れが異なってきますから、再登校への適切な対応策を考える上でとても重要です。
「すでに不登校」の方も「不登校が心配」な方も、次のカテゴリーの中から子どもさんの持ち味がもっとも多く該当するものを選んでみて下さい。
カテゴリー[A]
誰とでも気軽におしゃべりできるタイプではない。
人前ではリラックスできないようだ。
急かすとイライラする。
明らかにガンコである。
昔のことでも嫌な思い出はよく覚えている(しつこい)
口では言わないが、嫌な気もちは表情を見ればわかる。
家族が集まるリビングよりは、一人で過ごせる空間を好む。
遅刻するぐらいなら休んでしまう子である。
宿題でもクラブ活動でも、やる以上は完璧にしようとする。
同じもの・慣れたもの(飲食店や服装えらび等)を好む。
好きな食べ物があると、あきるまで食べ続ける傾向がある。
何かに没頭してしまうと、やめさせるのに苦労する。
カテゴリー[B]
家でじっとしているタイプではない。
夜遊びが多く、どうも不良とつきあっているようだ。
携帯電話の使いすぎや高額な料金をめぐって親子でよくもめる。
表面は強がっているが、内面は弱気で寂しがり屋である。
友達の家では素直で礼儀正しいようだ。
登校しても遅刻や早退が多い。
あえて校則違反しているような気がする。
学校には手ぶらに近い格好で行っている。
担任の先生との相性が悪く、他にも心をゆるせる先生がいない。
クラスのムードにとけ込めていないようだ。
学校でも家庭でも、熱中できるものがない。
咎めれば咎めるほど反抗する。
苦手なことは克服しようとせず、あきらめて(逃げて)しまうタイプだ。
カテゴリー[C]
朝になると体調の悪さをうったえたり、しんどそうにしている。
人の前で沈黙がつづいたり、気まずい人と長時間いるとおなかが痛む。
原因不明の微熱や腹痛などの身体症状が続いている。
家では元気がなくても、学校では明るく振る舞っているようだ。
場の空気を読みすぎたり、気をつかいすぎる傾向がある。
「何時から遊ぶか」「何をして遊ぶか」は、いつも相手が決めている。
イヤなことがあっても、めったにグチをこぼさない。
日頃から自分の意見を主張(アピール)する子ではない。
マイペースというよりは、周囲のペースに合わせるタイプである。
親の言ったことに反論はしないが、なかなか実行しないことがある。
先生に頼まれたり友達に誘われると断れないタイプだ。
人を押しのけてまで頑張る子ではない。競争社会には向かない。
険しい顔や怒った顔はあまり見たことがない。
怒ることがあっても、いつまでもネチネチ言うタイプではない。
近所の人に出会ったら愛想よく挨拶ができる。
カテゴリー[D]
あまり嘘をつかない子である。
嘘をついても顔を見ればわかる。
話し方が堅苦しかったり、どもることがある。
ついつい喋りすぎてしまうことがある(そこまで聞いてないのに)。
「親友・ほどほどの関係・挨拶程度」など、相手によってつきあい分けができない。
要領が悪く、世渡りが下手な子だなーと思う。
相手の顔や目を見て話せない。
人前や注目を浴びる場所では緊張しているのがよくわかる。
多汗症・赤面症である。
友達の前だとイヤなことでも「イヤだ」と言えないようだ。
遊び相手は特定の子に限られているようだ。
自分からは友達を誘わない(誘えない)ようだ。
言いたいことがうまく話せなくてパニックになることがある。
優柔不断なところがある。
【さて、子どもさんはどのタイプ?】
カテゴリー[A]が多かった場合→→【ひきこもりタイプ】をご覧ください
カテゴリー[B]が多かった場合→→【非行タイプ】をご覧ください
カテゴリー[C]が多かった場合→→【心身症タイプ】をご覧ください
カテゴリー[D]が多かった場合→→【対人恐怖症・対人緊張症タイプ】をご覧ください
*二つ以上のタイプが重なることがあります。一つのカテゴリーだけに集中しなかった場合「心身症タイプ+対人緊張症タイプ」と、足し算でみて下さい。
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