当センターには、かつてカウンセリングに通っておられた方々からのお手紙やメールが届きます。それらを拝見することは、所長の福田をはじめ、スタッフ全員にとって大きな励みになっています。本当にありがとうございます。
今回はそのうちの一通を、個人情報が特定されない範囲でご紹介します。
以前、高校生の娘さんの拒食症についてご相談に来られた親御さん(Uさん)。当センターに通われていた間も、娘さんは良好の兆しが見えたかと思えば、体重低下により入院を余儀なくされるなど、まさに一進一退の状況でした。しかし、親御さんは諦めることなく、カウンセリングを続けてくださり、拒食症回復への道を一歩一歩進まれて行きました。
そしてその後、Uさんから「娘が無事に高校を卒業しました」とご報告のメールが。
そこには、娘さんが飲食店でアルバイトを始めたり、友達と約束して食事に行くようになったりするなど、自分自身で決めて行動することが増えていったことや「将来は自分のように心の病気で苦しむ人の支えになりたい」と言って、春から大学の心理学部に進学することなど、生き生きとした娘さんの姿がたくさん書かれていました。
読んでいた私たちも笑顔になる、そんなメールでした。
娘さんは拒食症を乗り越えられ、現在体重は45kg(身長150cm)ほどになり、ご家族も安心されています。本当によかったと思います。
(これは原文ですが、そのまま載せさせていただきました)
『今日、卒業式で楽しそうに友達と写真を撮る娘の姿を見て、本当に嬉しかったです。福田先生と出会えたこと、真っ暗なトンネルから諦めずに出口に向かう希望を与えていただいたこと、心より感謝しています。ありがとうございました。』
Uさん、本当にコツコツと諦めずに頑張られましたね。
この度はこんな嬉しいメールを送ってくださり、ありがとうございました。
今後もUさん、娘さん、ご家族の皆様のご多幸を心よりお祈りしております。