
講演のテーマ
問題を抱える子どもに対して
【養護教諭にできること】【家族にできること】
連日とても暑い日が続いていますが、皆さま元気でお過ごしでしょうか。
7月21日金曜日、尼崎市養護教諭夏季研修会が開催されました。
研修会では、淀屋橋心理療法センター所長・精神科医の福田俊一と臨床心理士の福田俊介が、講師として参加させていただきました。


コロナの自粛が緩和され、久しぶりの大きな規模での講演に少し緊張していたのも束の間、 養護教諭の先生方を始め、関係者の皆さんが暖かく迎えてくださり、とてもホッとしました。 たくさんの方に笑顔で話しかけていただいて、とてもありがたかったです。
今回の講演のテーマである
「養護教諭にできること」「家族にできること」を中心に、
・家族が子どもにもたらす影響がいかに大きいか
・何気ない会話(雑談)の質の大切さ
・養護教諭の先生と、その他の先生の「連携」について
など、様々なお話をさせていただきました。
当センターの勉強会に参加されたことがある方はご存じかもしれませんが…
臨床心理士・福田俊介による《手書き》の事例発表です。
(手書きの文字が大きなスクリーンに!)
事例では、親子の会話や関わり方の中で、問題がどのように解決していったのか
について詳しくお話させていただきました。


また、事前にお願いしていたアンケート【皆さんはどんな事が聞きたいですか?】では、 養護教諭の先生方からたくさんのご意見をいただきました。
その一部をご紹介します。
「保健室登校児童が多い。保健室登校から教室復帰まで、どのような支援計画をしていけば良いか?」
「不登校の生徒が多すぎて、対応する先生の数が足りない。個別対応しようにも、 あっちもこっちもで同時多発テロ状態…」
「リスカを発見したときの対応について。特に、生徒が親には知らせたくないと言った場合」
「教員へのメンタルヘルスケアについて。精神的な問題で休みがちな先生に、 養護教諭としてどのような支援・声かけができるか」
これには、当センター所長・精神科医の福田俊一から、お話をさせていただきました。
全ての質問にお答えできなかったのがとても残念でしたが、どの質問も、養護教諭の先生方の熱い思いが込められているものばかりでした。
感謝の気持ちと、頭の下がる思いでいっぱいです。


「養護教諭は基本一人なので、子ども達の問題と関わっていると
“これでいいのかな…?”と一人で悩むことも多いです」
ある先生が、このようにおっしゃっていました。
日々、様々な子ども達の問題に直面し、現場の最前線で懸命に戦っておられるのだな
と痛感します。
また、先生方が悩みを打ち明けたり、情報共有ができる場を作ることは、 子ども達の問題とうまく向き合う上でとても大切であることもわかりました。
今回、養護教諭の先生に向けた講演をさせていただき、私たちもとても勉強になりました。そして、困っている親御さんだけではなく、養護教諭の先生方に対しても、 私たちができること・伝えられることはまだまだたくさんあると感じました。
当センターは今後、先生方への勉強会にも力を入れていこうと話し合っています。