ご本人を診てもらった方が早く解決すると思っておられるご家族様から、よくいただく質問です。 実は心のケアに関して言えば、重症の人が初回から来所しても、うまくいかないことが多いのです。 症状が重くても、あえて本人抜きのカウンセリングからスタートする理由は、次のように挙げられます。
①本人は、人と関わることに対しての不信感・不安を抱いている
②本人がたくさんの医療機関を転々として傷ついていたり、治療の効果が上がらなかったことで不信感を抱いている場合も多い
③重症の人は心に余裕がなく、カウンセラーのアドバイスをうまく吸収できないことが多い
④本人がカウンセリングに来たがらない場合が多い
⑤本人が来所を希望する場合は、とても焦っていることが多く、その焦りに応えようとすると治療がうまくいかなくなることも多い
⑥もし親子関係がこじれている場合は、親側から動いた方が解決率が高い(淀屋橋心理療法センターでは)
⑦淀屋橋心理療法センターの約40年のカウンセリング実績をみると、親御さんのみの来所の方が解決率が高い
※ただし、治療が軌道に乗ってきた段階で、ご本人に来所していただく場合もあります。
これはよくある誤解なのですが、実際には、家族の関係が良いほど家族療法は有効です。 家族の力という、とても大きな力を使ってお子さんを元気にしましょう。
これもよくある誤解です。
家族療法が有効かどうかは、家族の関係の良し悪しというよりも、精神的にしんどくなっているお子さんに対して、ご家族に助けてあげたいという意欲(当事者意識)があるかないかが一番重要な部分です。 家族の関係が悪くても、家族にお子さんを助けようという意思があれば、家族療法は有効です。 一方で、家族の関係が悪く、お子さんに対してご両親のどちらもが協力する意欲が低い場合は、家族療法は有効ではありません。
※いずれも当センター独自の進化した家族療法についてのみ該当することです。
カウンセリングを受けることを迷っていらっしゃる方のために「事前相談」をご用意しています。事前相談は約60分、5,000円で担当カウンセラーとお話しいただけます。電話でご予約ください。当然のことながらプライバシーは厳守いたします。お電話でお問い合わせいただきましたら、詳しくご説明させていただきます。
また、親御さん向けの勉強会も開催しておりますので、ご参加いただけると、当センターの雰囲気を感じていただけると思います。
親御さんの対応のアドバイスと聞くと、親御さんの中には「カウンセラーから怒られるんじゃないか?責められるんじゃないか?」と、不安に思われる親御さんもいらっしゃるようです 。
センターでは親御さんの今までの子育て等を責めるようなことは一切致しませんのでご安心下さい。 親御さんを責める必要など一切ないのです。 それより、今どうするかに集中し、親御さんの力を発揮して頂いて、お子さんを元気にして頂きたいのです。親御さんを責める事に何のプラスもありません。 当センターの治療方法では、親御さんはお子さんが元気になるためのキーパーソンです。その為、治療のキーパーソンであるご両親とカウンセラーの信頼関係を大事にしないと治療の成果が上がらないのです 。 「お子さんにあった親御さんの接し方をいかにアドバイス通りやっていただくか」というのは、当センターの治療でとても重要なことの一つなのですが、 私たちが唯一親御さんに強くお伝えする時があるとしたら、それは「お子さんを伸ばす日々の接し方のアドバイス」を親御さんになかなか聞いて(受け入れて)いただけない時です。 お子さんを成長させ、治療を成功させるためにも私たちは、とことん親御さんとコミュニケーションをとり、お伝えしていきたいと考えております。 また、医師やカウンセラーから、「お子さんの心に寄り添えていませんね」というような抽象的な指摘をされたまま、具体的にどの部分が悪くてそこをどう変えればいいのかアドバイスをもらうことなく、 指摘された意味が理解できないまま、モヤモヤされている親御さんも少なくないようです。 当センターは、親御さんが理解しやすいように、具体的で実践しやすいアドバイスをお出しきっちりと結果をあげることに拘っています。 我々と一緒に、力を合わせて頑張ってみられませんか?特に用意していただくものはございません。筆記用具だけでも結構です。
ご本人のこれまでの経緯を書いてきて下さるのも大歓迎ですが、口頭でお話しいただく方が大半です。
担当カウンセラーにもよりますが、平均して二週間前後で予約をお取りいただけます。
平日なら翌日お取りできる場合もあります。
かけもち自体は大丈夫です。
ですが、かけもちの仕方によって治療がうまくいく場合とうまくいかない場合がありますので、一度ご相談ください。
目次
お子さんの入院中に、親御さんが当センターに来所されることは少なくありません。親御さんがお子さんと面会したり、電話で話す機会があれば、当センターの治療方法は効果を発揮します。
親子の会話があるのであれば、同居していなくても効果を発揮することは可能です。
例えば、親御さんが関西に住んでおられ、お子さんは関東で働いている(もしくは、学校に通っている)というのはよくあるケースです。以前には、お子さんが海外留学中に親御さんとの国際電話のやりとりによって解決したケースもありました。
あいにく紹介等はしておりません。
当センターは家族療法の中でも独自のスタイルのカウンセリングを行っており、同じ様な治療法のところはおそらく無いと思います。
遠方から当センターに通っていらっしゃる方は少なくありません。約25%の方が中部・関東・四国などの関西以外の地域から来所されています(コロナ以前)。どうしても当センターへの来所が難しい場合は、電話(オンライン)カウンセリングもご検討ください。
「淀屋橋心理療法センター」の名称は、昭和58年の開設当時のもので、現在地に移転するまで当センターは「淀屋橋」(大阪市中央区北浜)にございました。
ご両親だけでお越し下さい。当センターはご本人抜きのカウンセリングを得意としておりますので、息子さんが来所されなくても解決することが可能です。息子さんの性格や日頃のエピソードなどを細かく正確にたくさん教えていただく必要があります。
「子どもに合わせてばかりだと、ワガママになってしまうのでは?」とおっしゃる親御さんはたくさんいらっしゃいます。新しいことをはじめるときは、皆さん不安ですよね。
お子さんの性格にピタッと合った対応を続けていると、お子さんは家庭では安心して、自分の経験したことや考えていること、悩みなどを親に話せるようになってきます。
それができるようになると、徐々に頭が整理されてきて、自分は“本当はどうしたいのか”
“本当は何に困っているのか”など、様々なことに気付くようになります。
気付きを得られるようになると、家庭以外の外の世界でも少しずつうまく対応できるようになります。そして、それが自信に繋がり、お子さんはどんどん成長するという好循環を生むのです。
親御さんが子どもの性格にピタッと合った対応をし、お子さんがグングン成長しはじめると、自分本来の我を出しつつ、自分に合わせてくれない人にもうまく対処できるようになります。
当センターの所長は医師ですが、あえて薬を出さずに家族療法だけでお手伝いをすることで、お子さん自身がさまざまな体験を通じて力をつけ、外の世界でも対応していけるような成長ができたため、原則としてお薬の処方はせず、カウンセリングのみでお手伝いしております。ただし、お薬の必要な方はお近くの医院で処方していただくという役割分担は可能です。当センターから医院・病院をご紹介する場合もございます。
基本的には初回面接でだいたいの見通しをご説明します。
治るまでの期間は様々ですが、当センターで治療をスタートしてから約3ヶ月で、どこまでお子さんに良い変化が起こってくるか(治療が軌道に乗ってくるか)でわかります。
どんどん良い変化が起こってくるようであれば、治るまでにそこまで時間はかからないでしょう。
早い段階で治療が軌道に乗ってくれば、長くお子さんを苦しめ続けている症状でも、数ヶ月で治る可能性がグンと高まってきます。
当センターの治療方法では、親御さんの治療へのモチベーションが高いほど、成功率が上がります。
お子さんの問題が深刻なほど「なんとか解決してあげなければ」と、親御さんのモチベーションが高い(必死な)傾向にあります。そのような場合には、たとえ重症であったとしても、意外と解決しやすいこともあるのです。
〈注意点〉
親御さんとお子さんご本人が来所される場合は、「あとは専門家に任せておこう」と親御さんの当事者意識が薄れる場合があります。このように単に付き添いという形になってしまうと、治療効果は出にくくなってしまいます。
当センターにはたくさんの成功例がありますので、似たようなご相談の方がどのような経緯を経て良くなっていったのかご説明できます。